今回の台風は7月に来た台風の中では観測史上、最大だったそうです、何人かの方が犠牲となったことに心痛みました。ご冥福を祈ります。
私は18才の高校卒業のとき仕事の目標もなく人生の目標もなく、ただ家を出たいということだけで故郷を離れ就職しました。母の懐を出て、父の手を振りほどいたその日から、迷い道を歩き始めました。何年か後には、両親に真正面に向き合うことも出来なくなり実家に足が向かなくなり、自分自身の帰る道も行く道も定かではなくなってきました。欲に走った時代、遊びにおぼれた時が続き、自分一人でなんでもできると錯覚し自分を見失ってしまった時期が続いたのです。やがて病気をし二年間ほど働くことも出来ない有様で押し寄せる不安にほんろうされていました。その後、知り合った方の縁で、無信心であった私が神様の道へ入り、やっと踏みとどまることができたのです。
神様の修行の中で両親への感謝、ご先祖への感謝を教えられ、長いこと勝手に離れていた両親とも会うことができ、故郷へ帰ることもできました。何年間か親孝行の真似事もできました。長い間、親不孝を続けた私に神様はご褒美をくださいました。それは両親の最後を見送ることができたことです。今は居なくなった父の生き方を尊敬をし、父を支えた母にも尊敬をして感謝をしています。他の人からみれば充分ではないかもしれません、自分でもまだまだ足らなかったと思いますが晩年の二人に私が出来る精一杯の感謝を想いと行動で表しました。
人は一人では生きていけません。まずはあなたが生を得ることができた両親に感謝、あなたの周りの人に感謝をして、笑顔で生きていきましょう。昔の私のように遠回りをしないでください。