『自分はプレッシャーに弱い』と考えている人は多いはずです。自分にとって重要なことであればあるほど、不安にかられ、緊張してしまうのが普通の人間です。不安ばかりがふくらんで、ガチガチに緊張した状態では、もってる力を発揮するのが、むずかしくなります。重要な仕事や、商談、試験などに、よくない影響を与えてしまうおそれがあります。ただ、プレッシャーというのは、かならずしも悪いものではありません。成功させたいという気持ちが強いからこそ、不安に思い、緊張するものだと考えてください。だからこそ、いい結果をだせるように努力できるのです。仕事にプレッシャーを感じるのは、あなたが意欲に燃えている証拠です。
やっかいなのは、不安だけがふくらんでいく漠然とした不安です。その不安を解消するには、【自分の中にある不安を冷静に見つめ、認めることです】。『自分は不安に思っている!』と認め、『何が不安なのか?』と考えてみるのです。こうしてみると、あんがい、たいしたことでもないのに不安がっている自分に気づき、気持ちが落ち着きます。そして、不安になる原因が分かったら、それを解決する方法を考え、実行に移すことです。自分の能力に自信があって、プライドが高い人は、不安を認めようとしません、『不安感はない』と否定したところで、不安感は心の底に、よどんでしまいます。もっともっと不安感が増してしまいます。
感じたプレッシャーをプラスに転じるのです。漠然とした不安にかられ、心の中がモヤモヤしているときは、心の整理をするために、あなたが思うプレッシャーを、一人になって言葉にして口に出してみるのです。そうしたら、自分が置かれている状況や不安に思う理由などがわかってきて、どう対処したらいいかが見えてきます。漠然とした不安やイライラが、徐々に整理されてきます。自分の心の中を観察して、不安や緊張などの気持ちを言葉に出すことで、自然と落ち着いてきます。
プレッシャーと勝負しても勝ち目はないのです、不安は隠さず言葉に出すと、自然と心も落ち着き、打開策も見えてきます。
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