今夜も0時過ぎに大浴場に行きました。脱衣所のほうを向いて、すりっぱがぬぎ捨ててありました。30代ぐらいの先客が一人だけ身体を洗っていたので、私は大きな声で、『今晩は!』と声をかけました。私の顔は見たのに、しらんぷりです。その後、彼が風呂からあがったあとの洗い場は、洗面器には、お湯が入ったまま、椅子には石鹸がついたまま、シャワーも下に落ちたまま。何故なんでしょうか。彼にとって知らない人との挨拶は無駄なことなのでしょうか、自分が使った後の洗い場を綺麗に戻しておくのは無駄なんでしょうか。あとにの人のことは考えない、寂しいかぎりです。無駄な人には挨拶もしない。無駄なことはしない。無駄な話はしない。無駄な人とはつきあわない。あなたの周囲から無駄なことをなくしたら、きっと効率の良い人生になることでしょう。出かけないから化粧をする必要がない、靴も洋服もバッグ゙もいらない。歩かないから転ばない。怪我もしないからお金は貯まる一方。いいことばらりです。でも、なんだかつまらないと思いませんか。あなたの、これまでの人生をふりかえって見てください。無駄な旅行で知り合った人が親友となったり。無駄と思った仕事で仲間の優しさに触れて、病気という最高の無駄で、やっと人間の弱さを知った。親不孝を続けても実家に帰れば笑顔で迎えてくれた母の愛に涙した。無駄な努力。それは確かに手柄を求めた努力でなく、結果だけを狙った努力でもない。そんな無駄な努力ができる心が大切なのことなのです。これからも、あなたの人生に無駄なことはないのです。
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