昨年の9月に、ご縁ができ守護霊様をいただいた16才の女の子がいます、母親と姉の三人家族で彼女が中学生までは仲の良い家族でした、高校生となった昨年から母親との間で、たえずトラブルがあり、母親に対して暴力まで起こすようになりました。原因は、母親の身勝手と子供に対する無関心それに大きな愛情不足の積み重ねでした。
今は施設に入っている、その子が福岡から熊本の道場に尋ねてきました。昨年秋に高校を中退しているので今からの進路を相談に来たのです。『将来のために再び高校に入り卒業すべきでしょうか?』『専門学校に入り手に職をもつ免許をとるべきでしょうか?例えば調理師免許とか』『親が借金で家を手放すので帰る家がないから住むところを探さなくては』『今月末に出所しなければ、でも里親がいない』等などでした。
少し持ってた貯金は母親に使われ、今から住む家も進学も、すべて自分で稼がなくてはいけないのです!あまり頭の回転も良くなく話もスムースにできない子ですが、ゆっくりと話し合いました。結局、まずバイトをしてアパートを借りる。一年お金を貯めて来年、美容学校に進学する事で決定したのです。その話の中で私が驚き涙した言葉がありました。
『施設でも嫌なことがあるんです、これからも試練がたくさんあとる思います、でも守護霊様に助けられながら乗り越えます』『人には乗り越えられない試練はないと思います!』『毎日朝晩、守護霊様に挨拶して守って下さい助けて下さいとお願いしてます。』『施設で知り合って面倒見てる小一の子を引き取って育てたい、親元に戻っても、あの子の親は、ちゃんと育てられないもん!』『私が育てたほうが絶対いいよ!』『早く結婚して子供を育てたい』・・・
今から大きな苦労をしながら一人で生きていかなくてはいけない16才の女の子が、こんな話を私にしたのです。自分の苦労する箏は、あっけらかんと話したのに、試練の話や他の子の話では涙を流していました。何でこの子が、何で苦労をと思うと私も涙を隠すことができませんでした。
皆さんも辛い事や悲しい事、大きな試練の波にのまれそうな時。この子の言った言葉を思い出して下さい。私のブログを見たこともない本も読まない、そんな子が言った『実生活で受けて知った生きた言葉』です。また会おうねと握手をして別れた後も車の中から振り返って、いつまでも手を振っていました【舞ちゃん】が私を必要とする間は見守っていきます。
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