今日は10年前からご縁のある女性の方の息子さんから、ご両親にあてた手紙をコピーして見せて頂きました。私もその手紙の主である息子さんが、まだ小学生のワンパクな時から知っています。息子さんを受験のため駅まで送っていき、自宅に帰って置いてあった手紙です。感動しました。以下をどうぞ!
【お父さん、お母さん。今日から僕は、◎◎県立大学の個別学力試験を受けに行ってきます。今、大学の試験を目の当たりにして、ちょうど三年前の今頃に◎◎高校の試験を受けたのを思い出します。あの頃もやはり、とても緊張していました。というのも、親族や先生方からの大きな期待をひしひしと感じていたからです。一時は○○高校に行くと言い張ったりした自分がいました。もし、あの時に○○高校を選んでいたとしたら、現在の◎◎高校でのように楽しい生活は待っていなかったと思います。あの時のお父さんの激励、お母さんの熱い応援にとても感謝しています。その◎◎高校で学んだこと、また、三年間の高校生活で学んだことはたくさんあります。『自分の夢について』『進路について』『友情』『恋愛』『勉強』『家族のありがたみ』、他にもたくさんの事を学びました。中でも『進路について』】は深く悩み、考えました。そのことについて、お父さんやお母さんは、いまだに、○○国立大学に行って欲しいと考えているかもしれません。しかし、僕はこの◎◎県立大学にとても惹かれ、自分に合っている大学だと強く思っています。学部は、経済学部ですが、これからの日本において、経済政策・地域政策の重要性をすごく感じている自分が、必要な知識を得るためには、とても良い機会だと思います。もし大学に合格できたならば、大学での四年間を無駄にせず、いろいろな面に精一杯頑張るつもりです。そして◎◎での一人暮らしを通して、外見的にも、内面的にも成長できるように日々、努力をしたいです。◎◎での生活のためにも、まず今日と明日の二日間、気を抜くことなく一生懸命がんばってきたいと思います。不安はもちろんありますが、自信はそれ以上にあるので、大丈夫です。最後になりますが、今までの十八年間、暖かく支えてくださって、本当にありがとうございました。そして、小、中、高と学校生活を営ませていただきありがとうございました。これからも、よろしくお願いします。☆☆より】
受験に出掛けてから見て欲しいと、そっと机の上に置いて行った!あのワンパク坊主だった子が!感動しました。嬉しかったです。結果は、もちろん本人からの報告で、『有り難うございました合格しました』。でした。
最近、親子の残酷な事件や子供の自殺など、悲しい苦しい事件が多い中に18才の子が親に感謝し将来を見据えていることに安心しました。
話は違いますが昨年9月26日に書いた千葉の高校3年生も、先日、『無事卒業できました。ありがとうございました』との報告がありました。彼は家のため、母のため、妹弟のためにと、就職を選び四月から社会人です。彼には彼の素晴らしい豊かな家族愛があります。『これからも私たち家族を宜しくお願いします』と伝えてくれた、【千葉の京介君】楽しい充実した人生を歩もうね!応援します。また近いうちに会おうね!
二人の18才の想いを書きながら、同年代のとき自分自身の事しか考えなかった、私を恥じています。【波切】
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