2週間の長い夏休みをしていました。その間に母の初盆があり実家へ帰ってきました。初盆のやりかたも4年前の父の時には母が取りしきってくれたので楽でしたが、田舎の風習を知らない私と妹では戸惑う事ばかりでした。13日には母や父、ご先祖様を迎えるための迎え団子をはじめ、お参りにこられるお客様への料理を作ります。昼過ぎから夜中まで、ひっきりなしのお客様で、料理係の妹たち女性群は、てんてこ舞い、口下手の私は、お一人お一人への挨拶やご接待で心身共に、クタクタになりました。16日は天国へ帰られる母やご先祖様を2メートル近い精霊舟に、送り団子やお菓子や果物などたくさんのお土産をつんでお流しするのです。漁船に精霊舟を乗せ港から遠い沖まで行き、海にお酒や浄水をささげ、お盆に帰ってこられたご先祖様、両親とのお別れです。乗船していた身内のものたちの中には涙するものもいました。今は環境のために精霊舟を流すのを禁止している所もありますが、私の故郷は昔のままです。悪いようで良いようで複雑な想いですが、初盆の家では、これがないとお盆は終わりません。私も両親をはじめご先祖様へ【今日を生かされていることへの感謝!】をして精霊舟に向かって合掌してお別れして来ました。当たり前ですが人は一人で勝手に生まれてきません。両親がいてあなたがいます、その両親にも両親がいます。その連綿と続いている命の受け継ぎが、ご先祖様なのです。今日あなたが、美味しい物を食べたり飲んだり、笑ったり楽しかったりできるのは、ご両親がいて、ご先祖様がいたからです。ご先祖様に大きな感謝!をしてください。【感謝を表すのは想いと行動です】お盆やお彼岸だけでも、お墓参りをしたいものですね!!!
PR